株式会社心咲

1978年生まれ。岐阜県可児市で育ち16歳で長男を出産。社会の厳しさを知ったと同時に未熟児で生まれた長男を献身的に看てくださり、16歳の母親に優しく声を掛けてくれた看護師さんが、心の支えであった事を今でも忘れることはありません。

幼いながら母となり育児と仕事の両立。不幸とか？幸せとか？そんなことを感じる余裕はなく生活していくことに必死でした。

29歳で時間と気持ちに余裕が持てるようになり、夢に向かって一歩踏みだすことができました。その夢は16歳の時に心身共に癒やしてくれた看護師さん。看護師になるために病院で看護助手をしながら、准看護学校に入学しました。家事、仕事、勉強と大変でしたが夢に向かい懸命に働き、懸命に学び、そして准看護師免許を取得することができました。

総合病院では昼夜を問わず献身的な姿勢を大切に働かせてもらいました。その後は生活も安定し、三女が生まれた事を機にクリニックに変わり、地域の皆さまと密に関わることができました。

働いていくうちに、障がいのある方の多さに驚きました。そして、その障がいの全ては他人事ではない。と思いを抱く様になり、もう一度勉強がしたい。その思いから障害福祉の道へ進む決意をしました。

38歳で児童発達支援事業、放課後等ディサービス、地域活動支援センターの道に進みながら、正看護師になるため放送大学に通い、看護学校を経て43歳で正看護師になることができました。そして、訪問看護も経験させていただき、地域には一人で悩み事を抱えている人がたくさんいる。地域には、選択肢がなく、身動きできない人がたくさんいる。地域には『助けて』が言えない人がたくさんいる。あの時の私の様に…だから私は、株式会社心咲を起業し、必死や懸命を解き放ち、心が穏やかに解放される場所を作りたいと思いました。

全ての人に『心の花が咲く様に』それが、私の経験から学んだ願いです。